サンプリング(採塵)〜検査までの流れと手法について

 

●掃除機本体に専用の集塵袋を装着

 

調査箇所(対象)のゴミを個別に採取するため、集塵袋は1箇所ごとに交換します。

掃除機本体に集塵袋を装着した状態です。

 

●寝具からの集塵

 

ダニアレルギーをお持ちの方や虫刺されなどの被害を受けていらっしゃる場合は、基本的にご当人が使用されている寝具類は全て調査します。

 

●畳・カーペット・ソファなどからの集塵

 

状況をお聞きし、住居内を拝見した上でダニやその他の害虫類の発生が疑われる箇所を全て調査します。状況によっては押入れ・クローゼット等も調査します。(その他ご依頼者が気掛かりに感じていらっしゃる箇所も調査致します。)

 

●採取塵よりダニ・昆虫類などを抽出

 

粗いゴミを除去後、ブフナー漏斗を用いて吸引ろ過を行い、検体をろ紙上に展開します。

 

●検出されたダニなどの標本作成

 

上記のろ紙を実体顕微鏡にて観察し、検出されたダニなどを針を用いて拾い、標本を作製します。

左の写真は、ろ紙上に展開した室内塵から検出されたチリダニです。

(コナヒョウヒダニ・♀成虫・生存状態)

 

●ダニなどの種別同定・計数

 

作製した標本を、高倍率の生物顕微鏡を用いて詳細に観察して種類を判別し、その種類別に検出数をカウントします。