お知らせ

●ダニに関することや原因不明の虫刺され・その他の害虫類やネズミなどでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせフォームよりご質問下さい。

 

●ダニ関連の商品開発に関わる基礎試験や有効性試験なども受託しています。(詳しくはメールにてお問い合わせ願います。)

 

<トピックス>

 

●2013.6 書籍「ダニ病学 〜暮らしのなかのダニ問題〜(東海大学出版会)」を出版しました。

アレルギー疾患と生活環境の関わりについて

 

上のグラフは住居内のゴミの中のダニを、20年以上もの長期にわたって調査した結果です。

ゴミの中からは多種のダニ類が検出されますが、年代が新しくなるにつれてチリダニ(ヒョウヒダニ)という種が非常に増加していることが分かります。

このチリダニはアレルギーの主要因の一つとして、近年注目されてきています。

 

現在の住宅は昔とは異なり、気密性が高く保温効果が高いため、人にとっては非常に快適に過ごせる反面、通気・換気が悪く、湿気がこもり易いという点で、ダニやカビにとって大変繁殖しやすい環境になっていることが最大の原因であると考えられます。

メインイメージ

 

上の住居内のイラストは、チリダニが増殖しやすい箇所(対象物)を示したものです。

ベッドなどの寝具類やカーペット・畳・ソファなど、チリダニが好んで餌とする人から剥がれ落ちたフケや皮膚の角質などが溜まりやすい場所や、湿気がこもりやすいクローゼット・押入れ・タンスの中などで増殖しやすい傾向が見られます。

チリダニが大量に増殖した室内で日常生活を送ることは、以下のようなリスクを伴います。

@アレルギー患者の方: 長時間アレルゲンに暴露されることにより、症状悪化のリスクを常時伴うことになってしまう。

A現時点ではアレルギー症状のない方(特にお子さま): 同じく長時間アレルゲンに暴露されることにより、感作(継続的にアレルゲンに暴露されることによるアレルギーの発症)のリスクを高めてしまう。

 

このような問題点を回避し、安心して生活できる住環境づくりのお手伝いをさせていただきたいと私たちは考えております。