思い出のライブ 
        ねむの里イベント 1988年

私が、初めてスターダストレビューに会ったのは、88年の合歓の里でのイベントライブだった。
当時、私はスタレビのスの字も知らなかった。
合歓の里イベントに行ったのだって「カルロストシキ&オメガトライブ」を見るためだった。
最初に、何人かの新人アーチストが、歌を歌っていた。
みんな座って気軽に歌を聴いていた。
私は、妹と弟と3人で行った。
会場は、芝生の所に座る感じで、おしりが痛い。
早く立ちたいところだった。
そして、スタレビの出番が近づいた。
急に周りの人達が騒がしくなる。
ん?・・・何だろう。
ステージの上で、楽器のセッティングをしている人がいた。
今にしてみれば、あれはVohさんだったみたい。
自分でしないと気がすまないのかしら?なんて言ってるファンの人がいた。
へぇ〜・・・。
あの人が、スタレビのパーカッションの人なんだぁ〜。
そんなとぼけた奴でした。笑。
そして、メンバーが登場。
皆さんスーツ姿で、ボーカルの要さんを見たとき、「陣内さんに似てる」なんて思った。
渋いバンドだなぁ〜と思った。
そして演奏が始まった。
周りの人達が一斉に立ち上がった。
私は「へぇ〜人気あるんだ〜」なんて思った。
私たちも、ちょうど座っているのにも疲れたので、おもむろに立ち上がる。
音楽を聴いているうちに何だか楽しくなってきた。
そして、隣の女性がつぶやいた。
「ねぇねぇ、あのキーボードの人、徳永英明に似てない?」
「え?・・・」私は、その言葉でキーボードの三谷さんを見た。
サラサラした髪、ん・・・似てるかも・・・。
それから、ずっと三谷さんから目が離せなくなった。
だって、あの踊りながらキーボードを弾く姿に、感動してしまったのだ。
そして、歌も歌う。
声も優しくて、私好み。
後半にいくにつれて、どんどんパフォーマンスが、激しくなってくる。
そして、いよいよラストの曲になってしまった。
「ええ〜もう終わりなの〜?」
ずっと聴いていたかった。
そしたら、三谷さんの腕がもう1曲って言って上がった。
「キャーやったー」っと思った。
後で聞いた話によると、バスツアーで来ていた方の到着が遅れてしまい、
スタレビの終わりかけの時に、会場にドドドっと人が入ってきていたそうで、
三谷さんが機転を利かせて演奏を、指示してくれたらしい。
そのおかげで、後から来た方々が、ちゃんとスタレビのステージを見れたのだ。
大満足のステージ、私は一夜にしてスタレビのとりこ、三谷さんのファンになってしまった。
ラストは、カルロストシキ&オメガトライブだったんだけど、かすんでしまった。
一番楽しみにしていたはずのステージなのに。
またスタレビ出ないかなぁ〜三谷さんに会いたいな〜。
そんなことばかり考えていた。

イベントも終わり帰りのバスの中で、妹や弟に三谷さんの話をするも、相手にしてもらえなかった。
あきれていたのかもしんない・・・。
絶対ツアーも行くんだ〜!!と堅く誓った。
家に帰ってからは、さっそくCDを探しまわった。
ファンクラブにも、すぐに入会した。
すでに働いていたので、もう大人買いの毎日。
そこで、三谷さんのソロの歌が色々あったことに気がついた。
そしてそして、初めてのツアーランデブーに行くことになる。