本気でAOR NIGHT
2015年9月1日2日 目黒ブルースアレイ
増崎孝司 -Guitar
種子田健 -Bass
小笠原拓海 - Drums
安部潤 -Keyboards ブレスコントローラー
友成好宏 - Keyboards
中島オバヲ -Percussion
竹上良成 -Saxophone,Flute
三谷泰弘- Vocal
二日間参加しましたので、あわせてレポします。
まず初めに、この日は、あまり詳しく話されていなかった話から先に。。。
基本的なことがらから
年代別に、メンバーを分ける三谷さん。
第一世代は、友成さん、三谷さん、増崎さん、中島さん
リアルタイムに聴いて育った世代だとか。
第二世代は、安部さん、種子田さん、竹上さん
第三世代が、小笠原さんだという、
リアルタイムではないけど、彼の先生が、第一世代で色々教えてもらったらしい。
いつも話が出る。
本気でAOR NIGHTでの、AORの定義について
1976年から1983年までの7年間、おもにアメリカで流行った
1976年、Boz Scaggsのアルバムが出た。
とても都会的で、オシャレな大人、ゴージャスな感じ。
スーツなど着て、アルバムのジャケットも、オシャレなんだとか。
なぜ1983年までなのかと言うと、ドラムのリズムが打ち込みになっていったこと。
リンドラムと言う機械の登場。
生演奏が、次第に少なくなっていったとか。
昔は、スタジオミュージシャンが一番偉かったらしい。
では、ここから本題。
三谷さん「ようこそいらっしゃいました。2学期が始まるようなこんな日の平日に
ようこそいらっしゃいました」なんて。(笑)
昨年2月に第一回目、そして9月。
今年、2月に2days、5月、そして9月の2daysと、今までのライブの日程を紹介する三谷さん。
自分の作った曲でもないのに、イントロが鳴り出すと、拍手と歓声があり、
やってて凄く気持ちがいいと三谷さん。
最初からMCが面白い。
1976年は、重要な年ですから、マーカーでチェックしておいて下さいなんて、
講義聞いてるみたい。。。
第一部は、新曲を。。。っと三谷さん。
新曲と言っても、私達が演奏するのが初めてという意味ですが。。。
なんて、また笑ってしまいました。
第一部は、2daysとも、同じでした。
01.Get It Up For Love / Ned Doheny
私にとって、新曲とは、かなり困難なんです。
リスト作りに。。。(笑)
イントロが流れると、男性の方がおお〜って。。。
第一世代の方みたいでした。(笑)
(Sax)竹上良成さんのソロいい感じ。
三谷さんは、タンバリン叩きながら、しゃがんだりして、お客さんによく見えるように。。。
そういうとこいいね。
02.It's The Falling In Love / Carol Bayer Sager
三谷さん、コーラスを入れながら歌う。
コーラスのしくみは、AORのHPに、機械の解説が載っています。
三谷さんが、色々、創意工夫された、スグレモノです。
esq(えすく)のライブでも、活用されていますよ。
(Key)友成好宏さんの流れるようなソロ
(Key)安部潤さんの、口で吹いて、キーボードから音が出る機械の音が雰囲気あります。
安部さんのblogでも紹介されています。
03.On And On / Stephen Bishop
次は、Stephen Bishopでっと三谷さんが言うと、男性のお客さんから「いいね〜」と。。。(笑)
(Sax)竹上良成さん、フルートを。。。
とても綺麗な音色。
MC
ここでAORの定義の話の後、
「今回は、皆さん、お忙しい方々ばかりなので、たたき台として、こういうのは、どうでしょう?
っと、メールでお伺いを立てたのですが、誰一人として、お返事がなく、これは、自分が
やらなくてはいけないのかなと、譜面も全部書きました」と。。。
会場爆笑。。。
さすが三谷さん。
「今回は、私のセレクトで」って(笑)
なんか、いつも三谷さんがセッション内容を、用意するんだなぁ〜と。。。
凄く、信頼されているんだなぁ〜と思った。
土岐さんのセッションも、三谷さんがほとんど決めるし。。。
三谷さんだってお忙しい方なんですけどね。(笑)
2日目の時は、次の曲に行く前に、ギターソロの部分について、三谷さんが、
最後の所は、ウソだなと。。。
若い頃からの疑問について話をされて、どうやら、ギターソロが、編集というか、3回くらい
繋いであるとのこと。
(G)増崎孝司さんに確認して、ようやく納得した話をされていました。
素晴らしいギターを堪能してみたいな話になった時、
(G)増崎孝司さん
「ハードル上げないで」っと。。。(笑)
04.I'm A Camera / Marc Jordan
(G)増崎孝司さんのギターソロも素晴らしかった。
さすがですね。
初日に新曲だと聞いてる私でも、2日目となると、さすがに分かりますから
何だか、凄く楽しかった。。。
前から知ってるよっという感じでノってしまった。
05.Living Inside Myself / Gino Vanelli
三谷さんの熱唱に驚く。
三谷さん上手。。。
バラード曲でした。
MC
1980年、スタレビでデビューする前の名前が、アレレのレだったんですけど
その時代に車が、パーカッションのVoh林のハイエースで移動していた。
大阪へ行くときに、カーステレオなんてなくて、ラジオしか付いてなくて
でっかい昔のラジカセを車に乗せて、みんなの好きな曲をテープに入れたやつをかけながら
疲れた時に、このMarc Jordanが好きだった、ボーカルの根本要さんのテープに入っていた
I'm A Cameraをかけながら、テンション上げて行った思い出があるとか。
三谷さんは、それまで、Marc Jordanは、この時に初めて聴いた曲だったらしい。
この日は、歌わなかった曲で
After The love Is Gone / Airplay
私は、三谷さんのファンで、After The Love Has Gone / Earth,Wind & Fire
これしか聴いたことなくて、
エアプレイって、デビッド・フォスター&ジェイ・グレイドンのバンドで、
この二人がEW&Fのこの曲の入っているアルバムに参加している関係で
取り上げられてるそうで。。。
そのエアプレイの原曲タイトルが、
「After the love is gone」って言うんですね。
で、この曲の転調について話をされました。
譜面を書いて、改めて素晴らしいと思ったとか。
戻り方とか。。。
凄く感動した話をしていて三谷さん、話が冷えた所で。。。
って、会場が、話についてきてないな?と思ったんでしょうか。。。(笑)
ああ詳しい人の前で「EW&F」って?聞いたら怒られた。笑
「アースウインドアンドファイヤー」覚えた。笑
06.Wait A Little While / Kenny Loggins
(Per)中島オバヲさんのリクエストで。
竹上良成さんのフルートが、とても軽やかで。。。
完コピ(完全コピー)
演奏も練りに練られていると三谷さん絶賛。
(G)増崎孝司さん「ハードル上げすぎ。。。」(笑)
Kenny Logginsと言えば、フット・ルースの人って思われるかもしれませんが、
このような曲も、書かれるんですよ〜と。(笑)
07.Kid Charlemagne / Steely Dan
ギターでベスト5に入るほどの曲だと三谷さん。
歌詞も奥深いとか。
こちらに解説が
http://blogs.yahoo.co.jp/hotel_zihuatanejo/17157577.html
この曲では、三谷さんも少しキーボード演奏されてました。
LSDを作った人のことを書いた曲らしい。
08.Rosanna / Toto
途中でテンポが変わり、三谷さんが指を鳴らす。
かっこいい。
(Key)友成好宏さんソロ
(G)増崎孝司さんソロ
(Key)安部潤さんから友成好宏さんソロへ
(G)増崎孝司さんソロ
(Sax)竹上良成さんソロと。。。
とてもかっこよかったです。
第二部
少しリストが、9/1と9/2では、変わります。
9/1
09.Here To Love You / The Doobie Brothers
(Key)友成好宏さん軽快なソロ
(Sax)竹上良成さんソロも入っていい感じ
9/2
09.Minute By Minute / The Doobie Broghers
9/1
10.Is It You / Lee Ritenour
9/2
10.Mr.Briefcase / Lee Ritenour
MC
楽屋での会話
バカボン鈴木さんが、記事に載った時に、名前が変な所で改行されていたとか。
その話を聞いてしまい、三谷さんが歌っている時にふと思い出して笑いそうになるからと
どんな話か、教えてくださいました。
詳しい内容は、メモ出来なかったですが、
[・・・・バカ
ボン鈴木]
になっていたらしい。
誰だ一体。。。(笑)
AORを、竹善さんとひできさんが、やろうとしたらしい話とか。
AOR Tシャツを100枚作ったとか。
(G)増崎孝司さんの奥さんが家にいきなり100枚も届いたので驚いたらしい。
9/1
11.Who'll Be The Fool Tonight / Larsen-Feiten Band
9/2
11.Phantom Of The Footlights
/ Full Moon featuring Neil Larsen & Buzz Feiten
9/1
12. Who's RIght,Who's Wrong / Pages
9/2
12.Come On Home / Pages
MC
81年スタレビで、リアルタイムのレコーディングをしていて
アマからプロへなる前で、ドンカマと言って
クリックのレコーディング、メトロノームを聞いて演奏する。
最初と最後でテンポが違ったりするのをなくすためらしい。
リンドラムが出来てから、生からドラムが打ち込みになった。
ビリージーン、マイケルジャクソンのなんかは、打ち込みとか。
そんな解説をしている三谷さんの後ろから
(G)増崎孝司さんが「林先生みたい。今でしょみたいな」っと(笑)
そろそろ曲に。。。っと三谷さん (笑)
9/1
13.Mornin' / Al Jarreau
9/2
13.We're In This Love Together / Al Jarreau
同じ曲
14.Hard To Say I'm Sorry / Chicago
ミラーボールが回って、三谷さん熱唱。
さすがです。
会場も、凄く感動したっていう反応で、大歓声。。。
MC
1日目はメンバー紹介
(Key)友成好宏さん
(Ds)小笠原拓海さんと北海道で実家が近いとか
お父さんと友成さんは、同い年とか。。。
三谷さんは、1つ上で、達郎さんのツアーでお会いしたことがあり、この方がお父さんかぁ〜と。
友成さん、パンチパーマあてたことあるとか。
当時、ダウンタウンブギウギバンドが流行っていて、マネしたらしい。
(B)種子田健さん
三谷さんとカレー食べながら話していたらしい。
忙しくて、三谷さんがガラケーの種子田さんにメールで送ってダウンロードが出来ないとかで
もうじきスマホにするとか。
今回のライブ用の曲も、練習するひまがないくらい忙しかったらしい。
(Ds)小笠原拓海さん
キースカーロック(TOTOのドラム)対談した話。
印象は、めちゃくちゃいい人でした。
小さい子供がいるらしく、子供につきっきりとか。
気さくな人らしい。
一回り上だと言われてました。
スティーリーダンとの契約は続いているの?なんて話もされていました。
(Per)中島オバヲさん
レベッカ再結成で、TVが流れるんだけど、映ってないとか言われてました。(笑)
あと色々ライブ参加してる話をされていました。
(G)増崎孝司さん
Rosanna / Totoの歓声、凄かったねって。
自分、TOTOかなって。。。(笑)
ハードル高い、ギター、AOR。。。なんて言われてました。
私には、軽々とされているように見えますが。。。(笑)
「旅、行きたいね」なんてことを。。。
ツアーですか?
大阪来て欲しいな。。。
(Sax)竹上良成さん
「AOR好き」と一言。
三谷さん「山本公樹から、竹上は、好きだからと聞いてました」と。
山本公樹さんは、竹上さんとは親友で、esqでsaxしてる方です。
(Key)安部潤さん
マジボケ?と言われてました。
笑いのポイントがねぇ〜とか。。。(笑)
人間的に個性的だと言われてました。
愛されてるみたいですね。
特に、三谷さんに。。。(笑)
このライブハウスで、初音ミクのバンドでライブをするという。
「もっとあぶない刑事」にて、映画に出るとか。。。
三谷さん「なんで出ることに?」
安部さん「見てのおたのしみ」
三谷さん「そうですよね。ネタバレになっちゃいますもんね」
このやりとりが、絶妙で笑った。
(G)増崎孝司さん「刑事役だったらびっくり」
三谷さん「役者さんになられる?楽しみですねぇ〜」って、
完全に安部さんおもちゃにされてる。。。(笑)
あぶない刑事では、(G)増崎孝司さんもギターで1曲参加されているとか。
もっとやってもよかったのにって言われて
安部さん「大人の事情で。。。」っと。(笑)
楽しい方です。
(Vo)三谷泰弘さん
10月に、ソロデビュー20周年のライブを収録したDVDを出す予定です。
末くらいかな〜と。
三谷さんにしては、めずらしく宣伝してました。
AORのHPにアクセスして、感想など送って欲しいとか、シビヤな意見はいりませんとか
僕らミュージシャンの血となり肉となりますのでって言ってました。
二日目は、AORの発端と、メンバー集めの経緯について
三谷さんから紹介される。
(G)増崎孝司さん「ただいま、ご紹介に預かりました〜」と一言。(笑)
本気でAOR NIGHTをやろうと決めたのは、最初、(Per)中島オバヲさんとライブしていて
ライブ終わりに、ライブって、ジャズとか多いなと。
本当に好きなのは、違う。
その時に、会場のBGMが、AORで、本当に好きなのは、AORだなぁ〜と。
(Per)中島オバヲさん「そうなんですよ〜」と一言。(笑)
パーカッションというと、ラテン系と思われがちだけど、AORが好きとか。
何かやろうっと言ってたら、ブルースアレイの店長が「やりましょう」って。
二人は、決まったので、あとメンバーを誰にしようかと。
AORと言えば、最初に思いたったのは、友成さん。
そして、フュージョンタッチのキーボードと言えば、安部さん。
安部さん「光栄です」
で4人決まり。
スラップとか見た目とか、色々思って、ベースは、(B)種子田健さん。
ドラム、最初2人名前が上がっていて、最初、宮川さんに頼んだ。
2人ともやりたいと言ってくれた。
宮川さんが参加出来なくなって、今でもAORメンバーのつもりだけど、
(Ds)小笠原拓海さんに。
彼は、若いけど第3世代だけどAORのスピリッッを持っている。
saxは、(Sax)竹上良成さんにって言われて「やりますよー」って。
「AOR大好物・・・」なんて言われてました。
テナーがいいとか。
トムスコットに似てるとか言われてました。
で、ボーカルは、最初から決めていたと。。。
(Vo)三谷泰弘さん。
ブルースアレイの店長さんに相談したら、三谷さんを紹介された話は、以前してたなと思い出した。
歌が上手い。
さっき、リンドラムで散々デジタルの話をしていて、このデジタル物。。。(笑)
っと、三谷さんのコーラスを作り出す為の機材を指差す(G)増崎孝司さん。。。(笑)
そんな楽しいMCがありました。
ここから最後の盛り上がり。。。
9/1
15.Jojo / Boz Scaggs
イントロ聴いて、私も大好きなんで、かなり嬉しかった。
AOR行って、初めて聴いてお気に入りになった曲。
9/2
15.Low Down / Boz Scaggs
ここからは、両日とも同じ曲
16.Sun Goddess / Ramsey Lewis featuring Earth, Wind & Fire
ソロまわし
白熱する演奏で、皆さんの凄さがわかる。
三谷さんは、暫く席を外す。
(Key)友成好宏さんからソロ
(Sax)竹上良成さん
(Key)安部潤さん、秘密兵器で吹きながら演奏して
(G)増崎孝司さん
(Per)中島オバヲさん
(B)種子田健さん
(Ds)小笠原拓海さんと
そして、三谷さんステージへ
今回は、特に三谷さんのソロはなかったけどね。
何か聴きたかったな〜。。。
皆さんかっこいい。。。
17.Private Eyes / Hall And Oates
そして、みんなで手拍子。。。
楽しい。
盛り上がります。
アンコール
三谷さん「本当にありがとうございました」
客席から「今夜はオールナイト」と一言。
三谷さん「いや〜懐かしい・・・今夜はオールナイト」
18.What You Won't Do For Love / Bobby Caldwell
esqのライブでも聴いているこの曲。
三谷さんにとても合ってますよね。。。
19.I Just Wanna Stop / Gino Vannelli
いつも最後は、この曲と三谷さん。
ああ、もう終わりか。。。
そんな寂しさもありの、また次回にと。。。
全国ツアーして欲しいな。。。
大阪もお願いします。
番外編
会場の中も、立見もいっぱいで、年齢も性別も、バランス取れていて、いい感じでした。
このあと、サイン会があり、AOR Tシャツにサインを皆さんに頂きました。
肩の所にWE LOVE AORと書いてあるんですが、LOVEがハート型で♪が入ってるのオシャレなデザイン。
売切れたのかな。。。
それと、ゆずの岩沢厚治さんがいらしてました。
三谷さんの長いMCに
「次の歌、聴きたい・・・」と、近くの若い女性がつぶやいてたのが、笑えた。。。
好きなことを話すと長くなるのは、誰でも同じということで。。。(笑)